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トイプードルが「売れ残り」と言われる理由とは?

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ふわふわの巻き毛と愛らしい瞳。トイプードルは、長年人気ランキング上位に入り続ける犬種です。賢くてしつけやすく、抜け毛も少ないため、初めて犬を飼う人からベテランの飼い主さんまで、幅広く支持されています。

そんな人気のトイプードルですが、実はペットショップやブリーダーのもとで「売れ残り」と言われる子が存在することをご存じでしょうか?「かわいくないから?」「性格が悪いの?」と誤解されがちですが、実際はまったく違います。

この記事では、なぜトイプードルが“売れ残る”ことがあるのか、その背景と誤解、そして“売れ残り”と呼ばれる子たちの持つ魅力に迫ります。これから犬を迎えようと考えている方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。

「売れ残り」ってどういう意味?その言葉が持つ違和感

まず初めに、「売れ残り」という言葉自体に違和感を覚える方も多いはずです。本来、犬はモノではなく、かけがえのない命です。けれど、ペット業界では生後2〜3ヶ月の“子犬の最もかわいい時期”を過ぎると「売れ残り」というレッテルを貼られてしまうことがあります。

これは犬の価値が下がるという意味ではなく、あくまでも商業的な視点からの表現です。しかし、その裏には「人の都合で命の扱いが変わる」という厳しい現実があります。

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なぜトイプードルが売れ残るのか?3つの主な理由

1. 人気犬種ゆえの過剰供給

トイプードルは長年にわたって需要の高い犬種ですが、その人気に応える形で、過剰な繁殖が行われることもあります。結果として「似たような子がたくさんいる」「どれを選べばいいかわからない」と、購入者が迷って決めきれないうちに月齢が進んでしまうことも。

2. 「理想の見た目」へのこだわり

SNSやテレビの影響で、人気のカラー(レッド、アプリコット)や理想的なマズル(鼻)の形を求める人が増えています。そのため、わずかな体格差や毛色、顔つきが「好みに合わない」と判断されてしまい、選ばれないまま時が過ぎるケースも。

3. 性格の違いによる誤解

ショップでよく動き回る子犬は元気で目を引きますが、おっとりとした性格の子は少し控えめで目立たないこともあります。性格が穏やかで落ち着いているだけなのに、「元気がないのかな」と誤解されてしまい、選ばれにくくなるのです。

トイプードルの「売れ残り」の子にこそある、たくさんの魅力

「人気の時期を過ぎたから」といって、その子の魅力が減るわけではありません。むしろ少し成長しているからこそ見える長所もあります。

 健康状態が安定している

ある程度育ってきた子は、病気の兆候や体質がよりはっきりと分かるようになっています。ワクチンや検査が済んでいる場合も多く、安心して迎えることができます。

性格が見えやすい

月齢が進むと、性格の傾向も見えてきます。元気いっぱいなタイプなのか、おっとり落ち着いているのか、警戒心が強いのか…。それぞれの個性を知ったうえで、相性を考えてお迎えできるのは大きなメリットです。

家族に懐きやすい

「売れ残り」と呼ばれている子の多くは、長く人間の手を借りて育ってきたため、人馴れしていることが多いです。新しい環境に少し時間がかかる子もいますが、いったん慣れれば深い絆を築きやすいのも特徴です。

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「売れ残り」の子を迎える前に知っておきたいこと

どの犬もそうですが、月齢が進んでいる子を迎える際には、いくつかの心構えが必要です。

環境の変化に時間がかかる場合がある

新しい場所、人、匂い…すべてが未知の体験です。最初は怯えたり、引っ込み思案になることもあります。焦らず、ゆっくり慣れさせることが大切です。

社会化トレーニングが必要な場合も

生後3~12週は“社会化期”と呼ばれ、様々な刺激に慣れるための大切な時期です。この期間に十分な経験ができなかった場合、吠え癖や臆病な性格が出ることがありますが、時間と努力で改善可能です。

「この子を幸せにしたい」という気持ちが大事

一度選ばれなかった経験を持つ子には、人一倍の愛情が必要かもしれません。その気持ちがある人こそ、「売れ残り」の子の本当の家族になる資格があるのだと思います。

「売れ残り」ではなく「まだ出会えていないだけ」

私たちは犬を「選ぶ」立場だと感じがちですが、実は犬もまた、私たちを「待っている」存在です。どんなに素敵な性格でも、まだ縁がつながっていないだけで「売れ残り」と呼ばれてしまう…。それはあまりにも切ない現実です。

けれど、その子には必ず「ぴったりの家族」がいます。あなたかもしれないし、あなたの友人やご家族かもしれません。年齢や見た目では測れない魅力を持った、かけがえのない命です。

まとめ

トイプードルが「売れ残り」とされてしまうのは、命に対する見方がどこか偏っているからかもしれません。人気や見た目だけでなく、その子の性格、成長、環境…。すべてを理解し、大切にできる人にこそ、家族として迎えてほしいと思います。

今この瞬間も、誰かの優しさを待っているトイプードルがいます。「売れ残り」ではなく、「まだ出会えていないだけ」。そう考えて、その子の可能性に目を向けてみてください。きっと、かけがえのない出会いがそこにあるはずです。

知っててよかった動物雑学
動物雑学が好きな人。 犬や猫を飼育した経験から、面白いあるあるや雑学などをお届けします。 YouTubeやTikTokはチャンネル登録者数4000人突破!!
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