柴犬を飼っている人なら、きっと一度は見たことがある「ヒコーキ耳」。
ピンと立った耳が横にピーンと張って、まるで飛行機の翼のようになるあの表情。
ただの可愛い仕草…と思いきや、実は柴犬の感情がよく表れるサインでもあります。
うちの柴犬も、よくヒコーキ耳になるんですが、それがまた絶妙なタイミングで出るから面白い。
この記事では、ヒコーキ耳の意味や見られるシチュエーション、写真に残すコツまで、柴飼いならきっと「あるある!」と共感できるポイントをまとめてみました。
柴犬と暮らしている人も、これから飼ってみたい人も、ぜひ読んでみてくださいね。
柴犬のヒコーキ耳ってどんな耳?

まず「ヒコーキ耳」とは、柴犬が感情的に敏感になっているときに、耳を横に広げるように倒す仕草のこと。
正式な用語ではありませんが、その形が“飛行機の翼”に似ていることから、飼い主の間では通称として親しまれています。
普段の立ち耳とは違い、耳が左右に張ってピタッと寝ているのが特徴で、どこか**不安そうだったり、警戒していたり、ちょっと拗ねていたり…**そんな複雑な感情を表していることが多いです。
柴犬のヒコーキ耳が見られるシチュエーション

ヒコーキ耳は、「嬉しい」「怖い」「緊張してる」「ちょっとイヤ」など、“複雑な心の揺れ”を抱えているときによく出ます。
ここでは、よくある5つのシーンを紹介します。
怒られているとき
「またトイレ失敗したの?」「ダメって言ったよね?」
そんな風にちょっと厳しく注意すると、ヒコーキ耳になりがち。
しゅん…としながらも、こちらの様子をチラ見してくる姿はたまりません。
抱っこされて微妙な気持ちのとき
柴犬って基本的に、抱っこがあまり得意じゃない子が多いです。
うちの子も、無理やり抱き上げると「仕方ないな…」という顔でヒコーキ耳を発動。
「本当は降りたいけど我慢してる」そんな葛藤がにじみ出ています。
初めての場所・人・犬と出会ったとき
新しいドッグランや、知らないワンちゃんに出会うと、ちょっと緊張した面持ちでヒコーキ耳に。
刺激を感じながらも、相手を探っている慎重な柴犬らしさがよく出ています。
お風呂 or 爪切りの予感
準備を始めた瞬間に逃げて、捕まえたらヒコーキ耳。
「やめてくれよ〜」という気持ちが全身からにじみ出ています(笑)
特に爪切りのときは、緊張で耳がさらにピーン!
自分が悪いことをしたとき(自覚アリ)
ゴミ箱をあさった、ティッシュを食べた…など
「これはヤバい」とわかっているとき、ヒコーキ耳+上目遣いで様子をうかがってくるのが定番。
可愛すぎて怒れなくなる瞬間です。

ヒコーキ耳は“ツンデレ柴犬”の愛情表現?

一見、不満や緊張のサインにも見えるヒコーキ耳。
でも裏を返せば、それは柴犬が“ちゃんと飼い主を意識している”という証拠でもあります。
「この人にどう思われるかな」
「今の行動、大丈夫だったかな」
そんな気持ちが表情に出るのは、信頼関係ができているからこそなんですよね。
ヒコーキ耳をする柴犬は、まさに“ツンデレ”。
素直じゃないけど、ちゃんと気持ちは伝わってきます。
写真に残すなら“気配を消してカメラを構える”
ヒコーキ耳は、一瞬で戻ってしまうことも多いので、写真に残すのが意外と難しいんですよね。
おすすめの方法は…
・カメラを先に構えておく(スマホでもOK)
・ヒコーキ耳になりそうなシチュエーションで待つ
・気配を消してそっとシャッターを押す
特に、飼い主の声に反応するタイミングでヒコーキ耳になることが多いので、「あっ!」とか「なにしてるの?」みたいな声かけと同時に撮ると成功率UP。
ヒコーキ耳を見たら、ちょっと優しくしてあげよう
ヒコーキ耳は、「触らないで」「怖い」「ちょっと不安」といったネガティブ寄りの感情が出ているときも多いです。
そんなときは、無理に構わず、少しそっとしておいてあげるのが優しさかもしれません。
でもたまに、ちょっと怒られてヒコーキ耳 → すぐ寄ってくるツンデレ展開もあります。
柴犬って、本当に感情表現が奥深くて、観察してるだけでも飽きない存在ですよね。

まとめ
柴犬のヒコーキ耳は、ただの仕草ではなく、その子の性格や感情が表れる小さなコミュニケーション。
うちの子のヒコーキ耳を見ていると、「ちゃんと考えてるんだなぁ」「今、頑張ってるんだなぁ」と感じる瞬間が増えました。
可愛いだけじゃなく、信頼や気持ちの揺れを見せてくれる柴犬の深さ。
それを象徴するのが、あのピンと横に伸びたヒコーキ耳なんです。
これからも、うちの柴犬のヒコーキ耳を見逃さないように、カメラを持って日々観察を続けようと思います。