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柴犬が20キロに成長したら?体格・飼育・健康面で知っておくべきこと

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柴犬は日本を代表する犬種で、家庭犬としても高い人気を誇ります。一般的には体重が7〜11キロ程度の中型犬に分類されますが、中には20キロ近く、または20キロを超える大柄な柴犬も存在します。「うちの子、他の柴犬より大きいかも?」と感じた飼い主さんは少なくないでしょう。

この記事では、体重20キロの柴犬について、標準体型との違いや、考えられる原因、健康リスク、飼育のポイントを詳しく解説します。

YouYubeチャンネルでは、柴犬についての動画を配信しています。

20キロの柴犬は珍しいのか?

柴犬の標準体重はオスで9〜11キロ、メスで7〜9キロとされています。日本犬保存会やJKC(ジャパンケネルクラブ)などの基準でも、おおよそその範囲が理想とされます。そのため、20キロの柴犬は明らかに標準よりも大きく、珍しい存在といえます。

しかし、近年では「豆柴」や「大型柴」など、柴犬の中でもサイズにバリエーションが出てきており、20キロ前後の柴犬が話題になることも増えてきました。体格が大きいからといって、必ずしも問題があるわけではなく、遺伝的な体質や骨格によって自然にその大きさになっている場合もあります。

どうして柴犬は20キロまで大きくなるのか

20キロの柴犬が生まれる要因は、主に以下の3つに分類されます。

(1) 骨格が大きいタイプの柴犬

柴犬の中には、もともと骨格がしっかりしていて筋肉質な体つきを持つ個体もいます。特に山陰柴犬や縄文柴と呼ばれる系統は、やや大型になる傾向があります。こういった犬は太っているわけではなく、健康体で20キロに達することもあります。

(2) 食事と運動のバランスによる肥満

成長期の食事量が多すぎたり、運動不足が続いたりすると、標準体重を大きく超えて肥満状態になることがあります。体重が20キロになる場合、肥満によるものかどうかは見た目や獣医師の判断で確認することが重要です。

(3) 他犬種とのミックス

外見が柴犬に近いミックス犬の場合、親のどちらかが大型犬であると、成犬時に体重が大きくなることがあります。たとえば柴犬とラブラドール、秋田犬とのミックスなどは、20キロを超えることもあります。

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柴犬が20キロになる健康面への影響は?

柴犬が20キロある場合、体型によっては健康リスクが高まる可能性もあります。特に以下の点に注意が必要です。

(1) 関節への負担

体重が重すぎると、膝や腰、股関節などに負担がかかり、関節炎やヘルニア、前十字靭帯の損傷などが起こりやすくなります。特にフローリングなど滑りやすい床では事故につながりやすいため、カーペットを敷くなどの対策が必要です。

(2) 心臓や内臓への影響

肥満や過体重は心臓病、糖尿病、呼吸器障害などのリスクを高めます。呼吸が荒くなったり、散歩中にすぐにバテてしまう場合は注意が必要です。

(3) 寿命への影響

統計的に見ると、肥満傾向にある犬は標準体型の犬よりも寿命が短くなる傾向があります。健康寿命を延ばすためにも、適正体重を意識した管理が重要です。

20キロの柴犬と暮らすための飼育ポイント

(1) 食事管理

高カロリー・高脂肪のフードを避け、年齢や活動量に合わせた食事量に調整しましょう。必要であれば獣医師に相談し、体重管理用フードに切り替えるのも一つの手です。

(2) 運動習慣をつける

20キロの柴犬は運動量も必要です。朝夕の散歩をしっかり行い、週末は広場で走らせるなど、筋肉を維持する活動を意識的に取り入れましょう。

(3) 定期的な健康チェック

体重測定や血液検査など、年に1〜2回は動物病院で定期健診を受けるようにしましょう。特に体重が増加傾向にある場合は早めの対処が重要です。

(4) ケア用品もサイズアップ

首輪、ハーネス、ベッドなども、20キロの体格に合った丈夫な製品を選ぶ必要があります。特にリードは引っ張りに耐えるものを使いましょう。

20キロの柴犬は愛されキャラになれる

体格が大きい柴犬は、見た目に迫力がある一方で、性格は人懐っこく、甘えん坊な傾向も多く見られます。大きな体で寄り添ってくる姿は、見ているだけで癒されるという飼い主さんも多いようです。

また、公園などでは「柴犬にしては大きいですね」と話しかけられることもあり、自然と交流のきっかけにもなります。体が大きくても、愛情を注ぎ、適切なケアを続ければ、健やかで穏やかな家庭犬として立派に育ってくれます。

まとめ

20キロの柴犬は標準よりも大きめですが、必ずしも異常ではありません。骨格がしっかりしているタイプ、もともと大きい血統、ミックス犬などの可能性もあります。ただし、肥満による増加であれば、健康に悪影響を与えるリスクがあるため、食事と運動による体重管理が欠かせません。

飼育用品や日々のケアも、大柄な体格に合わせた対応が求められます。飼い主としては、日頃から愛犬の体調の変化に敏感になり、必要なときは獣医師と連携を取りながら暮らすことが大切です。20キロでも、小さな柴犬にも負けない魅力を持った、唯一無二のパートナーとして愛していきましょう。

 

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