コーギーといえば「胴長短足」のかわいらしい体型が特徴ですが、SNSや散歩中に「えっ、足が長いコーギー！？」と驚くような子を見かけたことはありませんか？
実際に「コーギー 足 長い」と検索する人が増えており、「あれは本物のコーギーなの？」「混ざりもの？」「遺伝？」といった疑問を持つ方が多いようです。
この記事では、足が長く見えるコーギーの理由や、その背景にある品種の違い、成長の過程、交配の影響などを徹底的に解説します。
また、足が長いコーギーの性格や運動能力、健康面での違いなど、飼い主として知っておきたい情報を分かりやすく紹介します。
「うちの子、足長いかも？」と思っている方も、「これから飼いたいけど見た目が気になる」という方も、ぜひ最後までご覧ください。
コーギーに足が長い子がいるって本当？
一般的なコーギーのイメージ
コーギーと聞いてまず思い浮かべるのは、胴が長くて足が短い、あの愛らしいシルエットではないでしょうか。
丸く引き締まったお尻や、ちょこちょことした歩き方が特徴的で、特にSNSなどでは「短足犬代表」として人気を集めています。
そのため、「足が長いコーギー」を見かけると違和感を覚える方も少なくありません。
足が長く見えるコーギーの存在
実際に、「あのコーギー、ちょっと足が長くない？」と感じる個体は存在します。
決して珍しいことではなく、ペットショップやブリーダーの間でも足が比較的長めのコーギーが販売されているケースはあります。
「コーギー 足 長い」という検索ワードが注目されていることからも、世の中の関心の高さがうかがえます。
それってコーギーじゃないの？と疑いたくなる瞬間
足が長いコーギーを見ると、「もしかしてミックス犬？」「他の犬種との交配？」と疑う気持ちになるのは自然なことです。
たしかに、他の犬種とのミックスによって足の長さに変化が出るケースもありますが、実は純血種であっても足が長く見える個体は一定数います。
品種の違いや遺伝の影響、個体差などが理由となっています。
コーギーの足が長く見える理由と遺伝の関係
個体差による足の長さの違い
コーギーにも一頭一頭個性があり、骨格や筋肉のつき方によって足の長さが違って見えることがあります。特に胴が短めで足がしっかりしているタイプの子は、体全体のバランスから「ちょっと足が長いかも」と感じられることがあります。
同じ犬種でも、兄弟犬で比べてみると足の長さや太さに微妙な違いがあるのは珍しいことではありません。
遺伝によるバリエーション
足の長さに関しては、両親や祖先からの遺伝が大きく影響します。コーギーの中でも、比較的足が短い血統もあれば、少し長めの傾向があるラインもあります。
特にショータイプ（展覧会向け）とペットタイプ（家庭犬向け）では、ブリーディングの方向性が異なるため、骨格にも差が出やすくなっています。ショータイプではスタンダードな体型が重視され、より特徴的な短足が求められる一方で、家庭向けの個体では健康的な体作りを優先しているブリーダーも多く、結果として足が長めになる場合もあるようです。
成長過程で変わる見た目
子犬の頃は典型的な短足に見えても、成長するにつれて骨格がしっかりしてきて、意外と足が伸びたように見えることがあります。特に生後6ヶ月から1歳前後の時期は、筋肉や骨が急激に発達するので、幼い頃の印象と比べて「足が長くなった？」と思うこともあります。
また、被毛の量や毛質も見た目に影響するポイント。毛が短めの個体や、足回りの毛がすっきりしている子は、より足が長くスラッとして見えることがあります。
足が長いコーギーと品種の違いとは
コーギーには2つの種類がある
「コーギー」とひとことで言っても、実は2つの品種が存在しています。「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」です。どちらも原産国はイギリスのウェールズ地方で、もともとは牧羊犬として活躍していました。
見た目が似ているため混同されがちですが、実際には骨格や性格、しっぽの有無など細かい違いがあります。そして足の長さに関しても、この2つの品種の違いが影響していることがあります。
ペンブロークは日本で人気のあるタイプ
日本で一般的に「コーギー」と呼ばれているのは、ほとんどが「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」です。胴が長く、足が短めで、しっぽがない（または断尾されている）という特徴があります。明るく活発な性格で、愛嬌たっぷりな表情も人気の理由です。
このペンブロークにも個体差があり、血統や育てられ方によってはやや足が長く見える子もいますが、全体としては「ザ・短足」のイメージに近い品種です。
カーディガンは骨格がしっかりしていて足もやや長め
一方で、カーディガンはペンブロークよりもやや大型で、骨太な体格をしています。しっぽがあり、耳の形もやや大きく、顔立ちも少し違った印象を受けることがあります。
そして、足も若干長めに見える傾向があります。とはいえ劇的に長いわけではありませんが、ペンブロークに比べると体高が高く、全体的に「がっしりしていて足がしっかりしている」と感じる人も多いです。
ミックス犬との違いにも注意が必要
「足が長い＝純血じゃない？」と思う方もいますが、必ずしもそうとは限りません。ただし、他の犬種とのミックス（MIX）である可能性もゼロではありません。
たとえば、柴犬やジャックラッセルテリアなどとコーギーを掛け合わせた場合、足の長さや顔つきにその影響が出やすくなります。毛色や模様だけでなく、体型にもその犬種らしさが混ざってくるので、純血のコーギーと区別がつきにくい場合もあります。
ペットショップやブリーダーで購入する際は、血統証明書の有無を確認しておくと安心です。
コーギーの健康面や運動能力に差はあるのか
足の長さによる体への影響
足が長いコーギーは、一般的な短足のコーギーに比べて体高が少し高くなるため、見た目だけでなく体の使い方にも違いが出ることがあります。足が短いことで起こりやすい椎間板ヘルニアなどのリスクが、足がやや長い個体では若干下がることもあります。
ただし、足が長いからといって「健康的である」と言い切れるわけではありません。骨のつき方や筋肉の発達、体重管理など、健康に影響する要素は他にも多くあります。
運動能力は足の長さだけでは決まらない
運動能力に関しても、足が長いからといって特別に優れているというわけではありません。たしかに足がしっかりしていると走るフォームが安定しやすく、段差や階段もスムーズに上り下りできる傾向がありますが、それだけで運動神経が良くなるとは限りません。
逆に、足が短くても持久力が高かったり、ジャンプ力があるコーギーもたくさんいます。運動能力には個体差があり、体格だけでなく性格やトレーニング環境も大きく関わってきます。
注意したい関節や腰への負担
足が長いコーギーも、胴の長さがある以上、腰や関節に負担がかかりやすい犬種であることに変わりはありません。ジャンプや急な階段の昇降、激しい運動などは、足の長さに関係なく注意が必要です。
特に、子犬のうちから激しい運動を繰り返してしまうと、関節や骨に負担がかかり、将来的なトラブルにつながることもあります。適度な運動と、滑りにくい床環境、無理のない体重管理が健康維持には欠かせません。
足が長いことでのメリット・デメリット
足が長いことで得られるメリットとしては、汚れにくさがあります。短足のコーギーは散歩中にお腹や足回りが泥だらけになりやすいですが、足が長めだと地面との距離ができ、汚れがつきにくくなるのは嬉しいポイントです。
一方で、足が長い見た目に慣れていない飼い主にとっては「ちょっとコーギーっぽくないかも？」と感じることもあるようです。見た目の好みは人それぞれですが、健康に大きな影響が出るほどの違いではないといえるでしょう。
足が長いコーギーの魅力と飼い主の声
ユニークで個性的な見た目が魅力
足が長いコーギーは、一般的な体型と少し違うだけで、とても個性的で目を引く存在です。公園やドッグランでも「コーギーなのに足長い！」と話題になりやすく、飼い主さん同士の会話のきっかけになることもよくあります。
そのユニークさは、まさに“うちの子だけの特別感”として愛されており、「人と違うのがいい」「どこにいてもすぐに見つかる」といった声も聞かれます。
写真映えしやすく、表情も豊か
足が長いことで姿勢が良く見えたり、歩き方がスラッとしていたりと、写真に撮ったときに映えるという魅力もあります。特にSNSでは「スタイルのいいコーギー」として注目されることもあり、実際にインスタやTikTokでも足が長めのコーギーが人気を集めています。
短足のコーギーの「コロコロしたかわいさ」とはまた違った魅力があり、表情や動きもどこかシャープな印象になる子が多いようです。
性格は見た目と関係なし
見た目が少し違っても、性格はまぎれもなくコーギーらしさ全開。人懐っこくて活発で、甘えん坊でマイペース。飼い主のそばにいることが大好きなところは、足の長さに関係なく共通しています。
「足が長いから性格が違うのでは？」と心配されることもありますが、それはほとんど関係ありません。育った環境や日々のコミュニケーションのほうが性格形成に大きく影響します。
実際にコーギーを飼っている人の声
飼い主の声をいくつか紹介します。
- 「うちのコーギーは足がちょっと長め。でも、そのスタイルがモデル犬みたいでお気に入りです」
- 「最初は“えっ、これコーギー？”と驚かれたけど、今では“かっこいい！”って褒められることが多いです」
- 「汚れにくいし、足がしっかりしてるからお散歩も頼もしいです」
- 「短足じゃないからって気にしたことなかった。うちの子は世界一かわいい！」
足の長さに正解はありません。それぞれのコーギーが持つ個性を大切にし、その子らしさを楽しめることが、いちばんの魅力ではないでしょうか。
まとめ
「コーギー＝短足」というイメージが強いですが、足が長く見えるコーギーも確かに存在します。それは遺伝や品種の違い、成長過程、骨格の個体差など、さまざまな理由が関係しています。
足の長さによって健康状態や性格が大きく変わるわけではなく、どのコーギーもそれぞれに魅力があることに変わりありません。
飼い主として大切なのは、見た目だけにとらわれず、その子の個性をしっかり受け止めてあげること。
足が長くても短くても、「うちの子が一番かわいい」と思えるのが、コーギーと暮らす喜びです。
もし今後、足の長いコーギーを見かけたら、「ちょっとレアでかっこいいじゃん！」と前向きに受け取ってみてくださいね。
