柴犬って甘やかすと、想像以上に図に乗ります。
しつけを間違えると“柴様”が爆誕して、人間の方が下僕になりがち。
今回は、今まさに柴犬に振り回されているあなたにも、これから柴犬を迎えようと思っているあなたにも、「うちの子もやる!」と共感されること間違いなしの甘やかしすぎた柴犬のあるある10選をお届けします。
柴犬に関してはYouTubeでも公開しています。
柴犬を甘やかすとこうなる10選
1. オヤツが義務になる
もはやオヤツは“ご褒美”ではない。
「お手」や「お座り」なんて当たり前、それに対して人間が当然のようにオヤツを差し出さないと、「え?出ないの?」という顔。
何なら、何もしてないのにじっと目を見てきて、無言のプレッシャーをかけてくる。
“オヤツ=労働の対価”から、“存在してるだけで貰える定期支給物資”になっている状態。
2. 散歩の主導権を握る
リードを持っているのは人間のはずなのに、実質的には柴犬がリーダー。
「こっち行くよ」って引っ張っても、まったく動かない。逆に「こっちだよ」ってグイッと行かれて、ついていく羽目になる。
特にお気に入りのルートがあると、毎回そこへ誘導。違う道に行こうとすると、その場でフリーズ、時には不満げな顔までされる。
3. 帰宅しても無視される
仕事や外出から帰ってきても、しっぽを振って出迎えるなんて夢のまた夢。
玄関を開けると、「あっ帰ってきたの?」くらいのチラ見。
それどころか、「遅い」「オヤツは?」「トイレ連れてって」みたいな“要求セット”で、まるで管理されてるのはこちらの方。
4. おもちゃにダメ出しする
「これ絶対喜ぶだろうな!」とワクワクして買ったおもちゃ、匂いだけ嗅いでスルー。
お気に入りじゃないと一切触らず、放置されたそのおもちゃが物悲しく転がってるのを見ると、飼い主の心が折れる。
時には、箱を開けた時点で「ハズレだな」って顔されることすらある。
5. 布団は完全に自分のもの
人間が寝ようと布団をめくると、すでにど真ん中でくつろぐ柴犬の姿。
「どいて」と声をかけると、聞こえないふり。無理にどかそうとすると「は?」みたいな顔で見られる。
そして、結局端っこで小さくなって寝るのは飼い主。夜中に布団を蹴られることもしばしば。

6. 気に入らないとごはんを拒否する
いつもと同じフードなのに、「今日はその気分じゃない」と言わんばかりにプイッとそっぽを向く。
お腹が空いているはずなのに、堂々たる拒否。
ちょっとだけトッピングを変えたり、レンジで温めてあげると「やっと分かったか」と言いたげに食べ始めるこの感じ、完全に主従が逆転している。
7. 自分のタイミングでしか甘えない
甘えてきてくれると嬉しいけど、それは柴犬が「甘えてやってもいい」と思ったときだけ。
こっちが撫でたいときに触ろうとすると「今じゃない」ってスッと避けられる。
でも、パソコン作業中とか手が離せないときに限って「構え」モードに突入。無視すると足の上に座ってくる。もう、かわいいけどズルい。
8. 撫でポイントのこだわりが強すぎる
首?耳の後ろ?背中?…どこを撫でてもOKではない。
「そこじゃない」って場所だと、ガチで不満そうに頭をそむけられる。
そしてベストなポイントを見つけると、そこで完全にリラックス。気持ちよさそうに目を細めて、こっちが手を止めると「え、なんでやめた?」という圧。

9. 他の犬に対して急にプライド高くなる
普段はツンツンしてるのに、他の犬とすれ違うと「私の方が上よ」とばかりにピーンと立ち姿をキメる。
まるで自分がこのエリアの“柴ボス”であるかのような態度。
甘やかされて育った自信(?)が外でも出てしまいがち。飼い主は冷や汗だけど、堂々たるその背中にちょっと笑ってしまう。
10. 飼い主の感情を完全に読み取ってくる
怒ってもすぐ察知。「あ、今はヤバいやつだ」って顔をして一瞬だけ神妙に。
でも5分もすれば「もう機嫌直ったでしょ?」と平然と近寄ってくる。
逆に落ち込んでいると、そっとそばに来て寄り添ってくれる。結局、甘やかしてしまうのは、このギャップに弱いからなんだと思う。
まとめ
甘やかしすぎると“柴様”が降臨する
柴犬は忠実で賢い一方で、頑固でマイペース。
一度甘やかすと、その絶妙な「ツン9:デレ1」バランスに人間がどっぷりハマります。
でも、それでもいい。
その1の「デレ」があるから、今日も布団を奪われてもオヤツをせがまれても、結局はうちの子が一番かわいいって思ってしまうんですよね。