「え、これって甘えてるんじゃないの?」
実はそれ、ストレスのサインかもしれません。猫はストレスを言葉で伝えられないため、行動で心の不安や不調を示します。飼い主がそのサインに気づき、早期に対応することが猫の健康を守ることにつながります。
では、猫が見せるストレスサインの代表的な10個を紹介します。愛猫が普段と違う行動を見せていたら、何か心の中でストレスを感じているかもしれません。
ストレスを感じる猫についてはYoutubeでも公開しています。
ストレスを感じると見せる猫のサイン10選
1. しっぽをバンバン叩く
しっぽを地面や家具に激しく叩きつけるのは、イライラや不安を感じているサイン。
特に人が構いすぎたり、突然の騒音があったりすると、ストレスを感じている可能性があります。この時は、無理に触らず静かに距離をとりましょう。
2. 隠れる時間が増えた
普段は元気に動き回っていた猫が、突然隠れることが多くなった場合、心に不安を感じているサインです。
ストレスや不安、過度の刺激が原因で、静かな場所に隠れて落ち着こうとします。飼い主が優しく見守り、無理に出そうとしないことが大切です。
3. 急に毛づくろいが激しくなる
猫は自分の体を清潔に保つために毛づくろいをしますが、ストレスを感じると、過剰にグルーミングを行うことがあります。
毛が抜けすぎて皮膚が見えることもあり、最終的には皮膚炎や毛の薄い部分が現れることも。過度の毛づくろいが見られたら、環境の変化を確認し、ストレス要因を取り除くことが重要です。
4. トイレじゃない場所で粗相する
猫はとても清潔な動物で、トイレは必ず決まった場所でします。
しかし、突然トイレ以外の場所に粗相をする場合、猫は心の中で不安やストレスを感じていることがあります。引っ越しや新しいペットの登場、飼い主の生活スタイルの変化が影響しているかもしれません。心のケアを行い、トイレ環境も再確認してみましょう。
5. よく鳴くようになる or 全然鳴かない
猫の鳴き声の変化も、ストレスの兆候です。
普段おとなしい猫が急に鳴きだしたり、逆に全く鳴かなくなるときは心に何かしらの不安を抱えていることが考えられます。鳴きすぎる場合は過剰な要求や不安、逆に鳴かない場合は引きこもりたくなっている可能性があるため、注意深く観察しましょう。
6. 食欲が急に落ちる or 過食する
ストレスや環境の変化が原因で、猫の食欲に変化が現れることがあります。
突然食べなくなったり、逆に異常に食べ過ぎることがあります。特に食べ物に関する行動が普段と違ったら、ストレスのサインとして考え、注意深く見守りましょう。

7. 目を見開いたまま動かない
猫が目を見開いたまま固まって動かない時、恐怖や極度のストレスを感じている場合があります。
例えば、新しい環境や大きな音に対して驚きすぎているか、何かに圧倒されていることが考えられます。猫が安心できるよう、静かな環境を提供してあげることが大切です。
8. 爪を研ぐ回数が増える
猫は爪を研ぐことでストレスを発散することがあります。
普段より頻繁に爪を研いでいる場合、ストレスを感じているサインです。これは興奮や不安を和らげようとする猫の行動ですので、爪研ぎをする場所を確認し、心地よい環境を整えてあげましょう。
9. 激しく身体をひねる or 何度も体をこすりつける
猫が自分の体を何度もひねったり、壁や家具に体を擦りつける場合、何かに対する不安を感じていることがあります。
これは自己調整のための行動であり、心を落ち着けるための努力です。こうした行動を見かけた場合、環境にストレス要因がないかをチェックすることが重要です。

10. 飼い主に対して急に攻撃的になる
猫が普段は穏やかな性格なのに、急に飼い主に攻撃的な行動を示すことがあります。
これは、痛みや不安、恐怖などが原因で起こることがあります。体調不良や環境の変化が影響している場合もあるので、まずは健康チェックをし、落ち着ける空間を提供しましょう。
まとめ
猫が見せるストレスサインにはさまざまな種類があります。
普段の行動と違うところを見逃さず、心のケアをしっかりと行うことで、愛猫との絆が深まります。飼い主の気づきが早ければ、猫のストレスを軽減することができ、健康で幸せな生活をサポートできます。
猫がどんなサインを出しているのか、細かい部分に気をつけてあげることで、愛猫の気持ちに寄り添ったケアが可能になりますよ。